Vol.9「ヴァイパーのレパートリー」

今回は琉球ヴァイオリン以外の
レパートリーの話。

いろいろ弾く時でもソロでは
プログラムの半分を沖縄音楽にして
コンサートタイトルその他に
「琉球ヴァイオリン」の名前を使うのは
この音楽を未来へつなげたい
と願うから。

それに加えて
他の音楽もヴァイパーで弾くと
どうなるのか聴いてみたい
というリクエストと
ヴァイパーで何ができるのかを知りたい
という私自身の好奇心とから
レパートリーは
琉球ヴァイオリンだけでなく
ケルト音楽やカントリーといった
世界各地の音楽や、クラシックなど
ジャンルを問わずあれこれ。

1つの曲中にいろんなジャンルを
融合するのではなく
それぞれ独立したものを意図した。

琉球ヴァイオリンの間に
それらを織り込むと
「何(ぬう)やてぃんむるチャンプルー
(何でもみなチャンプルー)」
のプログラムになった。

ヴァイオリン曲などはそのまま弾ける。
新しい楽器なので
ヴァイパーの曲というのは
まだあまりない。
そこで演奏曲のほとんどを
自分で編作曲する。

ヴァイパーを弾き始めた頃は
ヴァイオリンでも弾けるように
という理由で
低音域までまたがる曲にするのは
敬遠していたけれど
ある時ふと気がついた。
この広い音域の魅力を
なぜ自分で狭める必要があるのだろう?

ヴァイパーはヴァイオリンに
低音弦を後付けしたものではなくて
元々こういう造りの楽器。
この楽器にできることをやってみよう。

ヴァイパー≠(エレキの)ヴァイオリン

このことに気づくまでに
弾き始めてから数年かかったけれど
視野がぱーっと開ける思いがした。

Astor Piazzolla

Libertango

JIMI HENDRIX

Little Wing

Johann Pachelbel